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ダイヤモンド社
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なぜこれを読んだか
ここ数年、ブランディングとか、マーケティングとか、コンセプトメイクとか、実際どうやるの?というところの概観を、お手軽に把握できる本があれば読みたいなーと、ぼんやり考えつつ、この分野の本を手に取ることすらない日々が続いてました。
先日、久しぶりに大型書店で時間つぶしをする機会があり、何冊か立ち読みした結果、購入したのがこちらの本です。
読み終わって
全体を通して、非常に読みやすくてわかりやすく、数時間で一気に読めました。
内容がいいとか悪いとかはわからないのですが、「やってみたい」と思わせるには十分な納得感でした。
ことばのチョイスがいちいちカッコいい
全体を通して、割とキャッチーな言葉づかいをしている印象。好みの分かれるところですが、私は結構好きです。
いくつか印象に残ったセンテンス
センテンスのカッコよさや内容が印象に残ったセンテンスをあげてみます。
ブランドとは顧客との約束であると同時に、社員との約束でもある。働く全ての社員に「この分野の技術に関しては、他社には絶対に負けない」という自信と誇りを与え、それを磨き続ける努力を怠らないことがナンバーワンブランドには不可欠になる。
ギャップは解消するためにあるのだ。
ブランドイメージを高める点で重要なのは、社会貢献を単なる寄付やボランティア活動で終わらせないことだ。そこに自社ならではの”ストーリー”が必要になってくる。
ブランドとは、組織風土や企業文化といったDNAレベルで形成されるもので、それと連動することが必要である。
コンセプトに正解はない。そこにあるのはブランドに込められた思想であり、意思である。
自分のこだわりや好みを信じて貫き通すこと。そこに心を揺さぶる「何か」があれば、必ず共鳴する顧客が現れるはずだ。
整理と統一なくして強いブランドはできない。新しいことを付加するのはいいが、散らかしすぎると「何でも屋」になってしまう。捨てる勇気があって初めて、ナンバーワンブランドが成り立つことを肝に銘じておきたい。
やっぱりリアル本屋さんもいい
以前は、本屋さんをぐるぐる回って立ち読みして、やっと1冊買う。みたいな休日の過ごし方をしていたものですが、近頃は、レビュー記事やAmazonのレコメンド機能を頼りに、書籍を購入するのがデフォルト。ひさしぶりに、なんの前情報もない状態での立ち読みからの購入でした。
こういう本の買い方で、一気に読めると、もうそれだけでうれしいです。