小学生はプログラミング検定合格を目指すのだろうか

小学生向けのプログラミング検定

「小学生向けのプログラミング検定」というワードが目につくようになったので、軽く調べてみたら、レゴのやつとScratchのやつとIchigoJamのやつが出てきました。

  • ロボット検定 For Wedo2.0
    ロボット検定のエントリーレベルとして追加されたようです。

  • ジュニアプログラミング検定
    王道のScratch。これを利用した実践例は聞いたことがあります。
    ただし、「MITメディア・ラボのLifelong Kindergartenグループが監修・運営等に関わるものではありません。」と明記されています。

  • IchigoJam検定
    本家本元がカリキュラム基準の提供を目的に始めたようです。ちょっと意外な気がしました。
    こういうものがあったほうが、授業で導入してもらいやすいという判断でしょうか。

学習すべき項目と到達基準が客観的に測れるものとして、活用されるのだと思いますが、
子どもたちのプログラミング学習が「テストのための勉強」にならないといいなあというのが率直な感想です。

テストありきのインプットとアウトプットのためのインプットは違う

これとは、まったく違う文脈で、gaccoでとある講座を受講開始しまして、本当に久しぶりに「確認テスト」に挑戦しました。これが、なんていうか、無駄に難しく感じたのです。選択式なのに、注意深く読まないと選択できないものが多くて苦戦しました。資料を読み返しながらやったのに、満点をとれなかったレベル。

問題に解答するために資料を読み返すって、本当に久しぶりの行為なんですが、注意の払い方が普段と違うことに気が付きました。

わたしは、普段から色々な資料を読み漁っているほうだと思うのですが、いつもはアウトプットのためのインプットです。企画を立てるときの仮説の裏どりや、考え方のベースにするための基礎知識の獲得が目的だったり、直接的なHowToを探すこともあります。当然ですが、そういうときは全体の文脈をとらえ、その中で重要なトピックを拾い上げていくという読み方になります。

ところが。

問題に解答するときは、逆なんですね。枝葉から入る。全く森が見えてこない。

思い返してみれば、若い頃は。

全体をとらえ、だんだん細かいトピックに入っていき、テストで聞かれるような細かいことまで覚えこんでいく。

という勉強をしていました。

若いころであれば、それほど違和感もなく、gaccoのテストにも臨めたかもしれません。しかし、残念ながら歳をとりました。残念です。

そして子どもたち

前述のプログラミング検定。どのような問題なのかは、確認していませんが、おそらく、順番に取り組めば、バランスよく知識が得られるように設計されているのでしょう。いくらなんでも枝葉な問題ばかりということはないでしょう。

でも、問題に答えるためにやりかたを覚えるのと、実現したいことのためにやり方を覚えるのって、ワクワク感が違いすぎます。
力試しとか知識の穴を埋めるためにテストを活用するのはいいと思いますが、プログラミングの楽しさを感じることが第一優先なはずの小学生が「テスト合格を目指して」勉強するのは、さけてほしいなと思います。